新郎の父 19 生きていますよ
2023年10月7日
当日の仕事があるため、私は帰宅しました。夕方になり、再度ご挨拶に伺いました。奥様は当然ですがとても寂しそうにしていました。それでも『結婚式に出させてあげて本当に良かった』といって微笑んでいらっしゃいました。
私たちが関わったのはたったの19日間でした。最初の1週間程はCさんご自身とお話もできましたが、それ以降は苦しんでいて話せなかったり、薬で眠っていて話せなかったりが続きました。
ただ、ご本人と会話はできませんでしたが、ご家族様と何度もお話することが出来ました。彼らの言葉や表情を見聞きすることで、Cさんの人となりが解るような気がしました。
『Cさん。彼らの中にお父さんが生きていますよ!』