発熱患者さんへの往診

 2023年10月からコロナウイルス薬への公費負担が減少しました。当院から処方していたのはラゲブリオとゾコーバでした。9月までは0円で患者さんにご利用いただけていたのですが、これからは支払いが発生します。この変更自体は良し悪しということはないと思います。
 それでも、目の前で熱で苦しんでいる患者さんに出会うと、ゾコーバやラゲブリオにすがりたい気持ちになります。

 更に気になるのは、今後の社会全体の医療体制側の動きです。多分に漏れず当院も影響を受ける事ではあるのですが、10月以降は更にコロナ患者さんに対して医療を行った際の医療側への報酬が減ります。国側から見れば、コロナ感染症は一般的な感冒と同じように扱うようにと言いたいのでしょう。その考えも良くわかります。問題は、発熱患者さんを受け入れる側の医療機関の体制が確保できているのかが気がかりです。

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