こども食堂を始めた理由

 私にとって『こども食堂』とは『すべてのこどもたちへのお手伝い』です。

 なにかキッカケがあったわけでもありませんが、私は自分が幼いころから『こども』のことを『大切な存在』と信じていました。

 こどもをそのように捉えていたため、私は小児科医になろうとしました。小児科医になるために医者になりました。
 志とは少し方向が変わりましたが、今では老若男女にとどまらなず、患者さんと関わる毎日を過ごしています。これまでの自分があるのはこどものおかげだと強く確信しています
 
 私には娘がおります。彼女たちのことを、とても愛おしく感じております。
 すべての親御さん達が、私が私の娘たちに感じる感情と近い感情を、彼らのこどもに対して抱いていることを祈ります。
 
 こどもたちの成長には、親からの愛情の他にも、たくさんの重要な要因があると思います。教育や娯楽も重要な要因でしょう。しかし残念ながら、私にはこどもたちに教育や娯楽を提供できるほどの力がありません。私にできるのは、わずかばかりの資金を提供して川越食堂さんに美味しいご飯を作っていただき、それをこどもたちに提供する事ぐらいなのです。ちょっとしたお手伝いなのです。
 
 今後、活動の規模が大きくなった場合には、市民の方々のお力がどうしても必要になることでしょう。 この度の活動のコンセプトは『地域の子どもは地域の大人が守る』です。
 皆様からのご助力により、こどもたちが更に安心して成長することができると私は確信しております。皆様からの温かい見守りを何卒よろしくお願い致します。

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