救急搬送
2024年2月25日
定期的に診察にうかがっているお子さんがいます。医療的ケア児と言われる状態のお子さんです。数日前から発熱があり、発熱直後にも私達が診察を行い、アデノウイルス抗原検査によって陽性でした。徐々に悪化したために地域の大きな病院に相談したところ受け入れの許可をいただきました。
紹介状も作成し119番に電話し、状態と受け入れ病院の許可をいただいていることをお伝えしました。
すると電話先の救急担当の方から次のようなことを告げられました。
『現在川越市内の救急車がすべて出動中であり、しばらく時間がかかります』と。
ありがたいことに、このお子さんの自宅には医療器具がかなり揃っているので、本当に救急な状態ではないと判断していたため『待ちますので、極力早くいらしてください』とお伝えしました。
結果的には電話してから50分程度で到着してくださいました。
気になってしまったので、救急の本部にどのような経緯なのかを教えていただこうと思い電話してみました。
担当の方が電話に出てくださいました。教えてくださったのは、以下のようでした。
『自分たち(救急隊)は軽症だと思われる場合だとしても、要請があれば出動します。ルール的には5万人までは5台。その後は5万人おきに1台づつ増やすルールです。基準としては守られています。しかし、出動すると1件あたりに時間がかかってしまうことが多く、出動回数の問題というより出動時間の問題で対応できる件数が増やせないのです。』との事です。
救急隊のかたも頑張ってくださっていることを知ることができました。
救急隊員さん、ありがとう!!