選挙に行きたいのに!!

【2025年7月20日 参議院議員選挙に関するお知らせとお願い】
2025年7月20日は、参議院議員選挙の投票日です。
当院をご利用いただいている患者様の中には、ご高齢やご病気により、当日投票所まで足を運ぶことが困難な方が多数いらっしゃいます。
今回、動画でご紹介する患者様は、「要介護4」および「身体障害者手帳3級(肢体不自由)」の認定を受けている方です。この方は、ここ半年以上、医療上の理由からご自宅を一度も外出できておりません。そのため、ご本人は「郵便等による不在者投票(郵送投票)」を強く希望されています。
しかし現行制度では、郵送による投票は以下のいずれかの条件を満たす方のみが対象とされています。
- 身体障害者手帳:1級または2級(上肢・下肢・体幹などに限る)
- 要介護認定:要介護5
このため、現状では要介護4かつ障害等級3級の方は、制度上「郵送投票」が認められておらず、非常に厳しい現実と向き合っています。
患者様ご本人も動画内で述べられていますが、例えば視覚や聴覚による1級・2級の認定を受けている方は、自力で投票所へ赴くことが可能なケースもある一方で、肢体不自由により移動そのものが困難な方が制度の対象外となっている現状に対して、強い疑問と残念なお気持ちを抱いておられます。
すべての国民に対して同じ条件であれば納得がいきますが、実際には身体的状況にかかわらず「等級」によって線引きされている現行制度に対し、見直しが求められていると言えるかもしれません。
【参考:介護施設・病院等における不在者投票の流れ】
なお、介護施設や病院などに入所・入院中の方は、「施設における不在者投票制度」を活用することで、施設内での投票が可能です。以下は基本的な手順です(自治体により細部は異なる場合があります):
- 本人が施設長(または投票管理者)に「投票したい」と申し出る
- 施設長が、選挙人の住民登録のある市区町村の選挙管理委員会に投票用紙を請求
- 選管が本人情報を確認の上、投票用紙等を施設へ送付
- 施設内で職員立ち会いのもと、本人が記入
- 記入済み投票用紙を施設から選挙管理委員会へ返送
投票可能期間
- 原則として「公示または告示日の翌日」から「投票日前日」までです。
- 施設によって対応可能日が限られているため、できるだけ早めに申し出ることが大切です。
▼詳細は川越市選挙管理委員会の公式ページをご参照ください:
川越市公式サイト(不在者投票について)
※リンク先は変更されることがあります。最新情報をご確認ください。