医療・介護関係の方へ

ごあいさつ

　介護・看護・福祉・リハビリ・医療・その他各種事業者様各位

はじめまして。院長の西澤賢治です。2022年4月から的場のクリニックを拠点として川越市全域にて訪問診療を開始いたしました。当院では人生の最終段階の方（がん・老衰など）への診察を積極的に致します。患者さま・ご家族の希望される療養生活をサポートしていきたい思います。当然ながら、ご自宅での看取りにも対応して参ります。

当院について にも記載いたしましたが、川越のみを訪問エリアとしています。また、1日の訪問診療は基本的には10軒までを予定しています。これは患者さま・ご家族と私共が信頼関係を構築するために必要なこととと考えているためです。このため、広範囲の患者さまや大勢の患者さまを受け持つことは当初から想定しておりません。

患者さま・ご家族にとって重要なのは生活です。その方たちのお考えや思い出などを私達は聞かせていただきたい。その方の人となりを知った上で医療や看取りを提供して行きたいと思います。ですから、川越の中で1日に10軒のご家庭で話を聞くことが私たちにとっては精一杯だと考えています。

私自身が小心者なので、ちょっとした風邪をひいただけでも不安になります。がん患者さまや、廃用症候群の末期の方々およびご家族の不安を思うと胸が痛みます。ですから、急変した際に迅速な訪問診療を心がけていく所存です。スピード感のある診療を維持するために、車載の物品を各種取り揃えました。（内容は下に記載してありますのでご確認ください）。

健康な方に比べて、在宅療養生活をしている方は人生の最終段階の方が多いのも事実です。私は『死』を日常の一部にしたいと思っています。ある一日を精一杯過ごし、またその次の日も精一杯生きる。そのつながりの中で、とある日に夕暮れ前のあかね空のような暖かみのある雰囲気の中で旅立っていくような最後を迎えさせてあげられることを目標にしています。

死は点でしかないと思います。それまでの時間をいかにして過ごすか。死を受け入れるために、生をどのように捉えるか。私が関わることの出来る『生を有意義にする方法』はリハビリテーションや社会福祉、介護・看護・医療だと認識しています。もちろんですが、私が関われない方法、例えば食べ物やファッション、芸術や演芸などにも大きな力があるはずです。お力をお借しくださいますようお願いいたします。

私の希望は川越が安心して過ごせる場所になることです。私にできることはわずかですが、私の希望を叶えるために自分の職務を果たしていきたいと思います。

あかね訪問診療クリニック
院長
西澤賢治

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車載の医療物品について

医療物品としては疼痛管理のためにPCAポンプを載せています。また輸液管理のためにはカフティーポンプを載せました。その他には内視鏡、超音波、胸水・腹水穿刺器具、内服薬・外用、輸液、尿カテーテルやテープ類なども載せています。また、車載専用の冷蔵庫も載せました。これにより、夏場の薬品の管理を適正に行うことができます。

これらを整理できるように、後部座席を改造したバンの軽自動車を使用します。夜間でも物品を探しやすいようにオーダーメイドの照明も設置してあります。患者さまからお預かりした重要書類を管理するために金庫も設置してあります。